会社のWebサイトやブログに「動画を載せたい」と思ったとき、YouTubeなど外部のサービスを埋め込むのがいいのか、自社サーバーに動画データをアップするのがいいのか迷うことはないでしょうか?
- YouTubeに動画をアップして、ページに埋め込む
- 動画ファイル(MP4)を自社サーバーに置く
どちらも正解ですが、目的によって向き・不向きがあります。
ここでは、初心者の方でもイメージしやすいように、それぞれの良い点、懸念点をやさしくご紹介します。
※MP4って何?
MP4とは一般的な動画ファイル形式で、多くの端末で再生できる標準的な形式です。
目次
YouTubeに動画をアップしてWebページに載せる場合
◎良いところ
サーバー負荷が増えにくく、動画がスムーズに見られる
自社のサーバーに負担がかからないため表示がスムーズです。
動画ファイルは容量が大きいため、ページ表示が遅くなることがありますが、YouTubeに置けばサーバー負荷が大きく減るため、表示速度が安定します。
Google検索にも強い
YouTubeの動画は検索に出やすく、動画から自社のサイトに来てもらえる可能性もあります。
視聴者のネット環境にあわせて画質が自動調整
回線が遅くても止まりにくいので、ストレスなく視聴できます。
何本も動画をアップすれば、チャンネルとして見てもらえる
自社の活動、プロジェクト、サービスを紹介するのにも向いています。
△ 気になるところ
YouTubeのロゴや関連動画が出ることがある
デザインをすっきり見せたいページでは少し気になるかもしれません。
人によっては広告が表示される
Webサイトの中で広告を出したくない場合は注意が必要です。
※視聴者のYouTube Premiumの利用状況やYouTube側の仕様により、広告が表示される場合があります。
完全に限定したい動画には不向き
「社内だけ」「特定の人だけ」などの用途では、YouTubeは使いにくい場合があります。
自社サーバーに MP4 を置いて再生する場合
◎ 良いところ
ページのデザインに完全になじむ
YouTubeのロゴや広告がないので、サイト全体の雰囲気を統一できます。
アクセス制限を細かく管理できる
社内向けや会員向けなど、限られた人にだけ見せたい動画に向いています。
△ 気になるところ
サーバーが重くなる可能性がある
動画ファイルは容量が大きく、アクセスが集中すると以下のような懸念があります。
- ページ表示が遅くなる
- 再生が途中で止まりやすくなる
- 同時アクセスが多いとサーバーエラーになる場合がある
動画プレーヤーの設定や調整が必要
どのデバイスでも正常に見られるようにしたり、再生ボタンを整えたりと、実装には手間と知識が必要です。
Google検索にはほとんど出ない
動画での検索流入は期待しにくいです。
どっちを選べばいいの?
以下を参考にするとカンタンに選べます。
| 目的 | ぴったりな方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 会社紹介、プロジェクトやサービス紹介など一般公開 | YouTube | 動きがスムーズで検索にも強い |
| 社内向け・会員向けなど限定公開 | MP4(自社サーバー) | アクセスをしっかり管理できる |
| 完全にデザインを統一したい | MP4(自社サーバー) | ロゴや広告が出ない |
| 再生が重くならないようにしたい | YouTube | 高速&安定している |
Webサイトで紹介する動画は、多くの場合YouTubeが便利です。
YouTubeにアップするときの「公開設定」はどう選ぶ?
動画をYouTubeにアップするときは、次の3つの公開方法から選べます。
| 公開設定 | 誰が見られる? | 特徴 | こんな場合に向いている |
|---|---|---|---|
| 公開 | 誰でも見られる | YouTube検索に表示される | Webサイトにも載せるし、YouTubeで検索されたい |
| 限定公開 | URL を知っている人だけ | YouTube検索に出ない | Webサイトだけで見てもらえれば十分 |
| 非公開 | 指定した人だけ | 完全にクローズド | 社内限定の資料や講習動画など |
Webサイトに埋め込みつつ、YouTube検索にも出したいなら「公開」
「公開」にすると YouTube検索にも表示されるため、会社名やサービス名で探している人にも見つけてもらえます。
- より多くの人に見てもらいたい
- YouTubeの検索流入も増やしたい
という場合にピッタリです。
Webサイトに埋め込むだけなら「限定公開」
YouTube上では検索されず、Webサイトを見に来た人だけに見てもらえる状態になります。
- 広く見られる必要がない
- あくまで「Webサイト内の動画」として使いたい
という用途に向いています。
YouTube動画の埋め込みは重くならない?【サイトの表示速度の話】
基本的にYouTubeはあまり重くなりません。YouTubeの埋め込みは、「必要最小限のプレーヤーだけを読み込む仕組み」になっています。
読み込まれる外部リソースは、
- 軽量なiframe
- プレーヤー用JavaScript
- サムネイル画像
などで、比較的負担が少ないです。
さらにYouTubeはGoogleが最適化し続けているので、読み込み速度・キャッシュ・CDN(世界中に分散したサーバー) が非常に強いこともあげられます。
しかしながら、以下に当てはまると、YouTubeでも遅く感じる場合があります。
YouTubeでも、Webページの表示速度が遅くなるケース
動画の埋め込みが複数
1本なら問題ありませんが、3本以上埋め込む場合はページが重くなりやすいため注意が必要です。特に10本以上になると体感的にかなり読み込みが遅くなります。
遅延読み込み(Lazy Load)をしていない
「Lazy Load(遅延読み込み)」とは、ページを開いた瞬間は動画を読み込まず、必要になった時だけ読み込む仕組みのことです。これによりページの表示速度が大きく改善しますので、設定していない場合、表示速度が遅くなる可能性があります。
Webサイトに動画を載せるなら “目的で選ぶ” のが正解
Webサイトに動画を載せるときは「YouTubeにするか? MP4にするか?」で迷いがちですが、難しく考えすぎず “目的に合った方法を選ぶ” ことが一番大切です。
- 幅広い人に見てもらいたい動画 → YouTube(公開)
- Webサイトだけで見られればOKな動画 → YouTube(限定公開)
- 社内用や完全にクローズドで使いたい動画 → 自社サーバー(MP4)
このように整理すると、選びやすくなります。
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